優秀リリック集 第7期(2021-12-1～2023-4-15)
最初みやさんのと同期するつもりだったので第7期としてるけどあまり意味はないっすね。タイミング揃えて書く必要も無いだろうしこの表記は後で改訂されるかもしれない。というかこのブログは完全に自己満足かつ私見で書いてるので明確に区別した方がいいまである。
鈴雲(VSみや 2021-12-1)
so great？どうすげぇの？定めてくれゴールへのコース、精度
出来るだろそんな話、ラインのトークでも、つまんねえこと言うなら行っちまうぞ遠くへと
鈴雲（VSエアプ 2021-12-20)
返球、thank you、受け取らず斬る、癖とかスキルがまだ甘すぎる
お前本気か？それじゃ満ち足りない、俺は全力で本気の君が見たい
なりたい自分になれるじゃなくて、なるって言えないのがまじで勿体ない
言葉だけなら問題外、困ってるならしてやる相談会、そろそろ二度目の降参かい？
韻を踏んでリズムを整えてって所もそうですけど、やっぱ内容として全部一貫性があるのがすごいんですよね。相手のバースから見ても繋がりとして不自然なところがないというか。エアプ戦の最後の方、余裕さを感じさせるのが立ち回りとしても上手いですよね。
エアプ（VSパン屋さん 2022-1-8)
始まりの鐘が鳴る時間
‘‘1年前‘‘とは異なる自我
スタートのフレーズとしては結構良くできてると思います。1年前ぐらいに負けたことを指してるハズです多分。
みや（VS鈴雲 2022-2-24)
久々のバトル 悪口出る
したり顔野郎 軽く捻る罵倒1本で掴む栄光
相手は親友？ つか、無礼講
「掴む栄光」と「つか無礼講」 のとことか、音的に近くて良い踏み方だなと思います。
鈴雲（VSみや 同上）
悪口と罵倒全部軽口、軽く血が出るくらいのくれねえと
俺がお前を圧倒する、つまり言葉の刃、抜刀する
「言葉の刃、抜刀する」 何というかかっこよくて好きですね() 。
俺は滴る雫のリズムに乗せる、凛々しく魅せてくリリシズム
末尾でがっつり踏むってわけではなくても頭韻や音数が揃っていてリズム的に気持ちいいし、ワードチョイスもかっこいいですよね。強くありながら上品な感じというか、まさに凛々しさってところを回収してるように思います。
みや（VSパン屋さん 2022-3-3)
界隈絶賛停滞期
通知が鳴らない携帯機
荒廃しきったモノクロの世界
でも俺が歌えばカラフルに色付く
上2行、音数がぴったり同じで韻も完璧と音的にめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。内容として見てもテーマを分かりやすく提示しつつ洒落た表現も入っててて凄く良いと思います。下2行の自己主張も良い感じで立ち回り的にも上手いですよね。
パン屋さん（VSみや 同上）
お前が点火する小さな火種に
俺は彩りと薪を添加するちゃんと焚いたらキャンプファイヤー
そしたら自然と皆 can stand up
テーマというか、相手が出した設定に合わせて全く逸れずに綺麗に発展させていく様子が凄く特徴的だなと思います。バチバチな殴り合いとは別の意味で（どちらが良いとかではなく）2人でTRBをやってんだなっていうのを感じますよね。キャンプファイヤーとcan stand upも日本語と英語で韻踏めててかっこいいし かなり好きですね。
鈴雲（VS sacrifice 2022-3-6)
押し付け合おうぜマイルール、たとえ何マイル離れても語り合う
こちらも今宵出陣する、マイルームから参上いざ参る
myが被ってるとはいえマイルで統一されててリズムが良く、さらにそれを繋げたままバースの最後に「いざ参る」って言われちゃうともうなんかカッコいい！って思わざるを得ないですね。
sacrifice（VS鈴雲 同上）
確かに界隈無法地帯 俺は毎日をハニカミ過ごしたい
合間に海馬にツボ押したい 退屈はお前の都合次第お前を楽しませるつもりなんて毛頭ない
俺のショーの構想外 俺は縛られない暴走GUY
自分に対してエンターテイナー
今日も愛するエンター手にな俺に負けたら茫然自失
ちなみに俺もレペゼン自室
長めであるにも関わらず同じ音の所が多かったり音数が揃ってたりと韻やリズムのクオリティがかなり高いですよね。バース単位でこれをそろえるのは結構むずいので技術が必要だと思います。立ち回り面でもそこまで熱くならずに軽くいなす姿勢が余裕っぽさを感じさせてかなり好きですね。
みや（VS 鈴雲 2022-4-18)
TRBは俺の産まれた理由
繰り出す韻 like a プラネタリウム
韻としてよく踏めてるっていうのも勿論そうなんですけど、みやさん特有の真っすぐなリリカルさというか、そういう感じが好きですね。
鈴雲（VS みや 同上）
自分にとっての耳障り、否定せず落とし込む生き方に
できないやつには道はない、俺は先に進むぞ1から2
I'm a 鈴雲、like a 鈴雲、自分の内面と会話するプロ
お前できてねえいつも吐く嘘、そんな建前は俺が崩すぞ
韻を踏むのが上手いのはさることながら音数がめちゃめちゃ綺麗でリズムが完璧に整っていて、内容も自己を主張しつつ相手への攻撃にも中身があるというか、マジでヤバいなーと思いますね。
sacrifice（VSみや 2022-5-31)
ここは食らったもん体伝って頭使って空いた口から吐き出す地だぜ
生活まで侵食しちまった 寝食まで深刻な顔してる社会の歯車
あくるまでバカやったあの頃忘れちまった
エンジンもギアもハンドルも何もかも外れちまった
リズムやライムが抑えられてることで、その分内容の良さが際立ってると思います。
こういう若干シリアスで重いテーマで攻めるの好きですね。
みや（VSsacrifice 2022-8-29)
でも関係ねぇ 今の俺はフェニックス
今日もお届けする みやリミックス圧倒的な実力差 お前既にイップス
バトルの片手間でも余裕で一服まずは先手でバースをキックする
お前の勝つオッズ like a ロト6
みや（VS鈴雲 2022-11-26)
期待、膨らみ続けて破裂しそう
韻でタガが外れた苛烈思想
シンプルに音が整ってて好きですね。
パン屋さん（VSみや 2023-2-23)
再起動させる掌のマイク
だいぶ寝かせたライム 携え参る復帰ライブのセトリは怪物討伐
楽々攻略 寝てる間は無くWhat's up？の合図で目を覚ませ
ポッと出のやつらもほら手を鳴らせ
テーマが一貫してて綺麗だし、最後のライムも揃ってて気持ちいいですね。
あと怪物と自分で描写しておきながらモーニングコールするのが好きです。
鈴雲（VSパン屋さん 同上）
寝かせたライムめちゃめちゃbetter、でも期待より下手じゃ正直ダメだ
この一文で向けられるカメラ、実力差こそ貴方との壁だ
俺もまた起きる再起動、おはようございます最近どう？
帰ってきた記憶の皆勤賞、失ってないだろ？高い信用
リズム面は言わずもがな、「記憶の皆勤賞」というフレーズが素晴らしいですよね。
感想
1年以上のストックがありましたが、その分良いリリックがいっぱいあって幸せでした。コメントが難しく、好きだけど言語化できないバースとかが結構あったので精進が足りないですね。もっと頑張ります。
あと、がっつり殴り合ってる系のバトルからはあんまり抜粋出来てないです。論理的にこっちが正しい！みたいな話をしちゃうといくら自己満足で私見で書いてるとは言え個人的な物になりすぎるというかなんというか。そもそもそういうスタイルはリリック単位で抜き出して見るのではなくバトル全体を見て評価するべきだと思うので、こういうのと相性が良くないっていうのもありますね。（僕のがあんまり入ってない理由もそれ）
大して勝ててない僕の分析が正しいかは微妙なのと、あと正しい正しくないは別としてTRBは自由度が高い分バトルに対しての価値観もそれぞれだと思うので、話半分で捉えてもらえたら幸いです。（というか他の人がどう考えてるのか知りたい）共感できる部分があったら嬉しいです。ありがとうございました。
